理念
「政治」の役割とは一体何でしょう。それは、一人ひとりの国民を「幸福」にすることだと私は思います。それでは、「幸福」とは一体何でしょうか。私は、国民一人ひとりが打ち立てた人生の目標や夢、それに対する一人ひとりの満足感、充足感(「自己実現」とその達成度)にほかならないと考えます。
そして、その「幸福」とは、これほど価値観が多様化する世の中においては、当然のことながら、国民一人ひとりで異なるものなのです。この「国民一人ひとりが思い描く夢を実現できる社会」を是非構築したい、それが私の政治家としての夢なのです。
ですから、国や政治家の役割は、一つの「官製幸福観」というものを国民に押しつけるのではなく、それぞれ異なる「幸福」や「夢」を実現するため、国民に対し、あたかも山の頂上に登るのに、いくつもの登り口、ルートがあるように、色々な選択肢、たどるべきいくつもの道を提供することです。そして、どの道を選ぶか、国民の皆さんが正しい判断ができるよう必要十分な情報を提供することです。
皆さんが、それら選択肢の中から、その情報に基づいて、自らの判断で、学校、職場、地域社会、市場、家庭といった場で、人生、行動の選択ができるようにする。その上で、残念ながら、その選択が間違っていたり、その選択で夢が破れた時に、次の選択ができるように、しっかりとしたセーフティーネットを国が用意をする。こうした手厚いセーフティーネットを構築することによって、再チャレンジが可能な社会を作っていくことが重要なのです。
政治は社会的に弱い立場にある人たちのためにあります。低年金のお年寄りや貧困の家庭やひとり親(母子)の家庭とそのお子さん、やむをえず非正規や派遣で働いている方々、障がいや難病をお持ちの方々等の「生活」に光を当て、そこに予算を重点配分していくことが政治の責任です。そのためにも、少子高齢化に対応できる、持続可能で、かつ、世代間で公平な「社会保障制度改革」を実現することも不可欠です。
「自民党一強政治」、すなわち、勝ち組だけが得をする、「強い者をさらに強くすれば、そのおこぼれが社会的弱者にもいく」といった政策では、決して「格差社会」を是正し、誰もが「居場所があり、出番がある共生社会」を構築することはできません。
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