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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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阪神淡路大震災から今日で30年です

2025年1月17日  tag:

 阪神淡路大震災から今日で30年です。改めて犠牲となられた6400人超の方々に哀悼の誠を捧げます。

 あの日の朝のことは、今でも鮮明に覚えています。橋本龍太郎通産大臣の事務秘書官だった私は、8時頃から開かれた官邸での政府与党首脳会議に出席していました。当時は自社さ政権、首相は社会党の村山富市さんです。

 率直に言って、この会議の当初は、危機意識が全く欠けた弛緩したものでした。村山首相も「今朝、西の方で大きな地震があったようだのう」。それが時間が経つにつれ、その深刻度が判明するにつれ、みるみる出席者の顔色が変わっていったのです。

 初動が遅れたという批判も頷ける状況でした。しかし、当の村山首相だけを責めるのは酷でした。そう、当時の官邸は、危機管理の体制が何もない「ガランドウ」だったからです。

 この反省を受けて、橋本政権では、中央省庁再編の一環として、官邸に内閣危機管理監を置き、24時間体制の危機管理センターを設けました。かつ、省庁再編は2001年始動でしたが、この危機管理体制だけは一刻も猶予がならないということで、98年、前倒しで整備されたのです。

 今では、危機や災害が起こっても、この官邸危機管理センターに首相が陣取れば、時々刻々と、全国から、自衛隊や消防、自治体や電気ガス等のライフライン会社等を通じて、その情報が一元的に集まってくるようになっているのです。

 あとは、その情報を基に危機管理をどう行っていくか、それはひとえに、首相の資質、能力、リーダーシップにかかっているのです。一国のリーダーに誰を選ぶかという意味、それはこの危機管理で最も問われることなのです。

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