年始の会合を回っていても、自民党派閥の裏金問題に対する国民の怒りには凄まじいものを感じます。
小者が3人程度立件されるようですが、ある意味、この人たちは派閥の指示によって一生懸命チケットをノルマ以上に売った人たち。巨悪は、そういう指示をした派閥幹部の人たちの方でしょう。検察もここまで踏み込まないと、過去、検察庁の看板にペンキを投げつけられたような事態になること必定です。
その可能性には二つのルートがあると言われています。
先日、池田衆院議員が逮捕されましたが、池田氏は萩生田氏の子分と言われ、萩生田氏は森元首相の庇護で派閥幹部となり、また、安倍派のキックバックは二十年来続いてきたとも言われているので、池田→萩生田→森ルートがその一つ。
もう一つは、キックバックを一旦廃止すると決めた後、再び元に戻した当時の事務総長の西村前経産相、高木前国対委員長。これが立証できれば違法性の認識が明確にあったということになります。
可能性が高いのは後者の方でしょう。西村、下村(元事務総長)両氏を検察が再聴取というニュースが昨日流れましたが、私には、派閥幹部から外された下村氏の証言を通じて本丸を落とそうという検察の意図が感じ取れます。
いずれにせよ、この事件を契機として、自民党の金権・利権政治を根こそぎにしなければなりません。数では劣る野党ですが、下旬から開会される国会では、国民の皆さんの声をバックに「政治改革!」頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします。
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