内閣改造
2023年9月14日 tag: 内閣改造
内閣改造。昔は私も食い入るようにテレビで見たものですが、今は全く関心はありません。と言うのも、大臣が何人代わろうとも、その権限には限界があることを、私は自民党の総理大臣を官邸で支えた経験からよくわかっているからです。
この国では、大統領制をとらないこの国では、総理大臣だけが「身を賭する覚悟」で、国民のために是非ともこの政策を実現したい、そのためには、与党が反対するなら「俺の首を取れ」という覚悟で、それを押し通してこそでしか、国民本位の政策は実現できないからです。 この辺のところは私の拙著「首相官邸」文春新書に書きました。
その岸田首相に、その覚悟があるでしょうか。相変わらず派閥の要望で取り立てた人材を閣僚にし、女性登用とは言われても2世3世が目立つ。何の苦労もなく、親の地盤を引き継ぎ、世の中の荒波に揉まれることもなく政治家になっている方に、本当に国民の苦しさがわかるでしょうか。
野党がふがいないから今の自民党がある。しかし、だからといって私は自民党におもねることなく、これからもこの立場を貫き通したいと思っています。
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