見せかけ・やってるふり感の経済対策はもううんざりだ!
2022年11月 6日 tag:
政府は先般、補正予算29.1兆円の総合経済対策(事業規模71.6兆円、財政支出約39兆円)を打ち出しました。
「先に額ありき」。
自民党の要求を丸呑みして、一夜にして4兆円も規模がふくらんだことがその証左です。
その大部分が「予備費」=使い途のわからないお金。
これでは「膨らまし粉」を入れた「見せかけ予算」と批判されてもしょうがないでしょう。
もっとひどい話もあります。
国民の皆さんはほとんどご存じないと思いますが、
昨年暮れに出した経済対策の額も36兆円でしたが、
結局は本予算も含め、28.7兆円ものお金が使われず、今年に繰り越されたのです。
どこが「緊急」対策なのでしょうか。
自民党政権の「やっているふり感」はこれにとどまりません。
その前の年も34.5兆円の使い残しが出ているんですね。
使い残しは経済対策での項目が多く、
公共事業やコロナ対策で自治体に配った「地方創生臨時交付金」等で目につきます。
肝心なことは、今の物価高、円安を乗り越えるだけの中身のある、
国民に直接届く対策でしょう。
我が党もそこを考えて既に対策を提言していますが、
一つあげれば、物価高騰対策というなら、
消費税を5%減税するのが最も効果的、かつ公平な対策です。
消費減税は、コロナ禍で百カ国近い国々で行われてきましたが、
それだけ物価も下がりますし、
低所得者ほど重税感の強い消費税負担の軽減にもなります。
その財源は半年で約7兆円、一年で約13兆円。
やれ29兆だ39兆円だという財源があるなら、
とっくに実現できている政策なんですがね。
Copyright(C) Kenji Eda All Rights Reserved.