1ドル=145円台半ば 為替介入なぞ一時的効果しかない!!
2022年10月10日 tag: 円安 145円半ば 金利 日銀 引き上げ アベノミクスの失敗 異次元緩和 飛ばなかった第3の矢 為替介入 政府介入 一時的効果
「1ドル=145円台半ば 政府介入以来の水準 アジアの外国為替市場」(NHK)
1ドル=145円台半ば 政府介入以来の水準 アジアの外国為替市場 #nhk_news https://t.co/fWAMC3du0P
— NHKニュース (@nhk_news) October 10, 2022
何度もここでも申し上げますが、物価高や円安時の常套手段、金利の引上げを、日銀は「しない」のではなく「出来ない」のです。すべてアベノミクスの結果。
その理由は主に3つ。
①景気回復していない。どころか日本の潜在成長率はゼロ(日銀統計)。
こんな時に金利を上げると景気の足を引っ張る。
②異次元緩和で500兆円超の国債を日銀が保有してしまった結果、
金利?→国債価格?→含み損?→日銀の信認下落(実質上の債務超過)=円安要因
③政府の国債元利払いが上昇(1%の金利上昇で1年目0.8兆円、2年目2兆円、3年目3.7兆円の負担増)
これらは、アベノミクスの「異次元緩和」と「第3の矢」(成長戦略)が飛ばなかった結果。この「袋小路」(八方塞がり)に陥って、「お前、何とかしろ!」と言われても既に「臨界点」を超えました。
今、後講釈で言っているのではなく、ここ数年間、私は予算委等で自公政権に警告を発し続けてきました。
為替介入なぞ一時的効果しかないことはわかっていたはず。
この隘路を脱するためには「針の穴を通すような繊細な政策」を必要とします。
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