初当選(2002年10月27日)から20年の節目の日を迎えて
2022年10月27日 tag:
今日で、私、江田けんじは、政治家として、初当選(2002年10月27日)から20年の節目の日を迎えることができました。
途中、落選の憂き目も味わいましたが、ここまで来れたのも皆さんのご支援の賜物と心から感謝申し上げます。
特に、私は、小選挙区で自民、民主等の候補と戦うという「純粋無所属」の立場での選挙戦でしたから、この初当選時のポスターの標語にもあるように、一切の団体、組織の支援も受けず、有権者の皆さんの一票一票の積み重ねでの当選でした。この選挙スタイルは、政党人となった今でも変わっていません。その分、その感謝の思いには格別のものがございます。
そして、もう一つの標語「あえて無所属 政界再編!」も、当時は「政界再編とは何だ!」「やはり江田は官僚出身だから生活感がないな」「我々が求めているのは景気であり、年金であり、子育てなんだよ」等々とご批判を受けましたが、これが私の、今でも変わらぬ政治家としての一貫した信条なのです。
その意味では、700人以上いる衆参国会議員の中で、私は「特異な政治家」なのかもしれません。初当選後、みんなの党、結いの党、維新の党、民進党と、試行錯誤や失敗を重ねながらも、私なりに精一杯、初当選時の公約「政界再編」を、口先だけはなく有言実行してきたという自負はあります。
特に、民進党結成の時は、私もやっとこれで「終の棲家」と心を定めましたが、残念ながら「排除の論理」で分裂し、今の野党の分断状況があるのはご承知のとおりです。
ですから。未だ「自民党に代わりうる政権交代可能な政党をつくる」という志は道半ば、いやまだまだ程遠いというのが現状です。ご批判は甘受したいと思います。
そして今、私は党務を離れ、衆院決算行政監視委員長というポストにあります。少し党からは距離を置き、より客観的に党の現状を見つめ直し、その行く末について、この一年、思いを巡らせられたらと思っています。
自民党のライバル政党がない限り、お互い競争し切磋琢磨する政党がない限り、国会に緊張感が生まれるはずもなく、決して国民本位の政治は実現できない、それが自民党総理の側近も務めさせていただいた、私、江田けんじの信条なのですから。
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