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江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

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「医療崩壊」を食い止めるのが安倍首相の責任・・・「大量検査→隔離→追跡」が基本

2020年4月25日  tag:

 私には本当に不思議なことがあります。それは、安倍政権が「医療崩壊」に対して、何ら「有意な対策」を国としてとらないことです。
 
 だから今、東京都の医師会をはじめ地方レベルで、自らがPCR検査センターや発熱外来を設けようという動きになっています。国が何もやらないから、「かけ声だけ」「口先だけ」だから。

 逆にこれまで、安倍政権は「検査すれば医療崩壊」と国民を脅してきたようにも思えます。「PCR検査抑制」です。しかし、 韓国も台湾もドイツもそうですが、「大量検査→隔離→追跡」がパンデミック対応が基本中の基本です。その結果、もうこれらの国々では「コロナ終息」の段階に入っています。

 その背景には、国立感染症研究所を頂点とした「パンデミック村」があるような気がしてなりません。利権集団の「原発ムラ」のような。今の「専門家会議」のメンバーです。安倍首相や加藤厚労相が、まず、厚労省内の「医系技官」、その背後に控える「(タコツボ)感染症村」の「壁」を打ち破れない。

 彼らは、諸外国とまったく異なる「クラスターをつかまえて潰す」という手法にこだわってきました。検査数をあえて抑えて、感染者数が少ないと誇示しているようにも思えます。しかし、もうそういった「糊塗」は、東京都のような陽性率40%という現実の前で潰えました。

 この辺の検証は、「コロナ終息」後に徹底的にやらなければなりません。でも、今はやめます。「感染症村」が、検査のデータや、それに基づく薬やワクチン開発を独り占めするために、一般の医療機関や民間検査機関のPCR検査を抑制してきたのではないか。

 これからは(と言うか二ヶ月遅い!)、国が先頭を切って、せっかく「緊急事態宣言」で一番、権限を与えられているのは医療の分野なのですから、公園や市役所の前や体育館でも何でも良いから、「野戦病院」的なものをたくさん造って、今、一般の病院や地方の医師会がやっているような「検査(発熱)外来」や「ベッド(病床)数」を飛躍的に増やしていかなければなりません。それが「医療崩壊」を避けるための手立てではないのでしょうか。

 「医療崩壊」が心配なら、そうならないように対策を講じるのが政治の責任、政権の責任、首相の責任でしょう!にもかかわらず、相変わらず、「口先」だけで地方に任せますなら、即刻、安倍首相、おやめください!!

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