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みんなの党結成から今日で10年・・・今、みんなの党があったらという声

2019年8月 8日  tag:

 10年前の今日(2009年8月8日)、みんなの党は結党しました。名前は私が付け、ロゴも作りました。「結党宣言」も政党の「理念」も「政策」も私が書きました。

 8月8日にしたのは「末広がり」で縁起が良いと思ったからです。しかし、会見を開いた夕方、「のりピー」が自首して、それまでは大きなニュースになっていた「新党」も、その後は全く報道されなくなりました。

 テレビの討論番組にも出してもらえませんでした。れっきとした現職議員5人の政党でしたが、「選挙の洗礼を受けていない」というわけのわからない理由でNGでした。私が幹事長としてやっと生出演できたのが、選挙期間中のNHK討論一回だけでした。

 そのみんなの党は、結党後わずか3週間で総選挙を戦わざるを得ませんでした。評論家からは「馬糞の川流れ」と称され、選挙後は消えてなくなるだろうと酷評されました。が、お陰様で比例で300万票、5議席(本来は7議席。比例の2議席は法定得票に達しない選挙区候補者がいて没収)をいただき、かろうじて政党要件を満たしました。

 翌年の参院選では、全国比例区で800万票弱をいただき、比例8議席を獲得しました(この参院選の立憲民主党並みです)。最盛期は衆参で36名(衆19名参19名)でした。ちなみに今、「れいわ旋風」ともてはやされていますが、結党後、4か月で得た全国比例票は228万票、2議席です。

 今、野党の現状を憂い、あの「みんなの党」があったら?という声を多く聞きます。少なくとも、当時のみんなの党には「経済に強い」という評価がありました。ビジネス界では支持率が50%以上という調査もありました。

 「経済」は「経世済民」【世を経(おさ)め、民を済(すく)う】です。今、安倍政権が長期政権足りえているのも、表向きの(実態はともかく)経済指標が良いからです。これから、バラバラにされた野党を再びに一つにまとめるにせよ、そこに必要不可欠な政策は、将来の日本を切り拓く「経済政策」を打ち出せるかどうかにかかっていると言えるでしょう。

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