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文科省汚職。あまりに古典的な昔はままあったパターン

2018年8月16日  tag:

 事件発覚の時にも指摘しましたが、実に古い手口での汚職ですね。今回の文科省の汚職は。今時、こんなことがまかり通っていたとは信じられない思いです。

 「古い」と言いましたが、民間のスポンサーが官僚や政治家を勉強会という名目で接待し、その見返りを受けるということは、昔はままありました。

 1995年には「二信組乱脈融資問題」で、将来事務次官と嘱望されていた大蔵幹部二人が、T信組理事長から自家用機での香港旅行や財テク資金への融資等の接待を受け、辞職に追い込まれました。

 この頃は「官僚接待天国」と言われた時期で、大手外資系通信会社のKという人物が、大蔵、通産の各年次同期のトップ官僚だけを集め、やりたい放題の「どんちゃん騒ぎ」をしていたのは有名な話です。

 その後、1998年には、「大蔵過剰接待スキャンダル」で、キャリア官僚までが逮捕・起訴され、実は、私が橋本政権時に立案した「公務員倫理法」が制定されて、各省庁は「倫理規則」で厳格に接待をしばってきたのですが、一部ではこうして「形骸化」していたんですね。

 そういえば、今回の「贈収賄」立件について、報道によれば、ある検察幹部の言として「(金銭の授受はなくても)多額の飲食接待が賄賂に当たると示すことで警鐘を鳴らす意味はあった」(産経)と説明しているそうですが、例の加計問題で、認可対象事業者のトップと19回も飲食やゴルフを共にしていた誰かさんのことは無罪放免なのでしょうか?

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