加計問題。実はもう詰んでいる・・・「本人自白」だけがない状況
2018年5月15日 tag:
加計問題。実はもう詰んでいるんですね。あとは「本人自白」だけがない状況。
これが裁判なら、裁判官の心証は「クロ」でしょう。
なぜか?
総理と一心同体で分身である柳瀬総理官が、三回も、加計関係者とこのタイミング(事業者公募の一年半以上前)で会っている。総理秘書官は「奥の院の黒子」で、通常、外部の、特に許認可対象の民間事業者とは会いません。
そして、その二か月後には、なぜか特区WGに、出席するはずのない加計関係者が三人も出席し、堂々と獣医学部の必要性等々を述べている(事業者は地区選定後、公募で決定)。にもかかわらず議事要旨には載せていない。
さらに、その年の8月には、何と担当の藤原内閣審議官が、わざわざ岡山理科大と今治市に出張している。
このどこが「公正なプロセス」なんですか?「一点の曇りもない」んでしょうか?これを「特別扱い」と言わずして何と言うのでしょうか?
加えて、これまで、以下のような「文科省文書」や「愛媛文書」、「前川証言」も出てきている。これが裁判なら、この文書を書いた人に出廷を要請し、証人尋問をするでしょう。しかし、国会では、何がやましいのか、絶対にそれはやりません。これら文書や証言は「証拠能力」の高いものばかりでしょう。特に文科大臣や愛媛県知事がその存在を認めた文書は。そう、もう「外堀は埋まっているのです。
「官邸の最高レベルが言っている」(藤原審議官)
「総理のご意向と聞いている」(同上)
「総理は自分の口では言えないから私が代わって言う」(和泉総理補佐官
「総理は平成30年4月開学とおしりを切っていた」(萩生田官房副長官)
ただ、総理と秘書官は二人きりの密室で話し、それを録音することもなければ、記録に残すこともありません。安倍総理が秘書官に指示していたとしても、「知らぬ存ぜぬ」で開き直れるのは、秘書官は絶対に裏切らないという全幅の信頼感からなのです。
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