森友案件をめぐる決裁文書の改ざん疑惑・・・大阪地検のリークか?
2018年3月 6日 tag:
決裁文書の改ざん。事実だとすれば、私も役人をやっていたがあり得ないこと。やれば犯罪。一面報道した朝日が倒れるか、政権が倒れるか。いずれにせよ、トップは責任をとるためにある。
政府が言うように原本が近畿財務局にないのなら、それを押収した大阪地検からのリークという可能性も出てきた。朝日も文書を「入手」と書かず「確認」という表現にあえてしている。じゃあ誰から、その「文書」を見せられたのか?官邸が法務・検察当局を呼んだという情報(真偽不明)も今日流れてきた。
検察上層部が政治権力に屈することがあるにしても、現場の捜査検事の正義感は未だ残っていると私は信じている。上層部が抑えようとしても抑えきれない正義感が。今回の改ざん疑惑は、その検事からのリークという可能性が高まってきた。朝日も、一面トップ報道するからには、少なくとも見せられた原本の「写メ」は撮っていると思われる。
検察と政治権力との関係だけでなく、実は財務省と検察・法務省との「貸借り関係」も実はある。検事総長を頂点とする法務官僚の出世街道は、実は法務省会計課長から始まる。そう、予算査定で財務省に頭が上がらないポストがエリートコースなのだ。過去にもその「貸借り」関係で事件が闇から闇に葬り去られたこともあった。今回もそうなのか?
いずれにせよ(政治圧力であれ財務省圧力であれ)、それを良しとしない現場検事の憤懣が募り、上層部からの圧力に対する抗議を込めて、今回のリークが行われた可能性は十分にある。捜査の現場が一番、この森友問題の深層(真相)に迫っているだろうから、である。
しかし、めずらしく自民党の二階幹事長も参院吉田幹事長も、野党と歩調をあわせて、財務省が原本提出を捜査を盾に拒んでいるのを理解しがたいとしている。その思惑は、麻生財務大臣の首狙いなのか、はたまた安倍三選阻止への動きなのか。極めて興味深い。この二人は政局でしか動かない(発言しない)政治家だから。
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