「森友一色」はテレビであって国会ではない!・・・真面目な政策論議が報道されない
2017年4月 1日 tag:
皆さん!誤解なきように申し上げておきたいんですが、「国会が森友一色」というのは、メディアが取り上げるのが「森友一色」なのであって、国会では「共謀罪」「皇位継承」「働き方改革」「介護崩壊対策」「年金切り下げ問題」「教育の無償化・子育て支援」「南スーダンへの自衛隊派遣」「原発の廃炉、賠償負担の在り方」等々いろいろ政策論議をしているんです。
ただ、そんな「政策論議」は面白くないから、視聴率がとれないからと、特にテレビは放送しない。だから、国民は「国会は森友一色」「もっと政策論議をやれよ!」「優先順位が違うのでは?」と思ってしまう。私のHPへの投稿やフェイスブックでもよくあるコメントです。
そこは、忙しくしている国民にとってはやむを得ないところもあるんですが、腹が立つのは、気軽で、自分の発言に責任もとらないキャスターやコメンテーターという人たちです。私も昔やっていましたが(笑)、彼らが、その番組が、それしか取り上げない。そして、国会審議など見てもいない彼らが「森友以外にもっとやるべきことがある」と平気でコメントする。本当に気楽な商売だと思います。それで多額のギャラをもらっているんですからね。ん? 江田も早く戻りたい? いえ、いえ...。
こういうのって何て言うんでしょうね?「マッチポンプ」?ちょっと違うような感じもしますが、「森友」「森友」と自ら「火」をつけておきながら、何食わぬ顔をして、「なんだ森友ばかりやって!」と「水」をかける、批判するわけですから、当たらずと言えども遠からず、ですね。
テレビ、特にワイドショーがこうなるのは、ある意味、必然なんです。ワイドショーの制作現場は「政治」のことを知らない人がほとんど。そういう人たちが、視聴率表、しかも、前日の分秒単位の折れ線グラフを見て、どこのコーナーの視聴率が高かったか、目を皿のようにして見て、翌日の番組の企画をする、その特集をする。だから、各局、申し合わせたわけでもないのに、判で押したように「森友一色」になる。皆さん、なんで各局違うテレビ局なのに、こうまで扱う「ネタ」が一緒になるのか、不思議に思っていた人もいたかと思いますが、こういうメカニズムなのです。
今や世の中は、好むと好まざるとを問わず、活字(新聞)より、テレビ、「映像(動画・絵)の時代です。それがこういう状況ですから、本当に、まじめな政策論議をしている国会議員は浮かばれないと思います。私が言っていることが嘘だと思う人は、是非、衆議院も参議院もそのHP上で生中継、録画中継がご覧になれますのでトライしてみてください。よろしくお願いいたします
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