次期衆院選に向け100人以上の候補者擁立を・・・神奈川県連を設立
2014年10月27日 tag:
10月26日、維新の党神奈川県総支部が設立された。大阪とともに神奈川は、維新の党発祥の地ともいえる所であり、ここを基盤に、来春の統一地方選、衆参の国政選挙に向けて党勢を拡大していくとともに、有為な人材を発掘、候補者擁立を進めてまいりたい。
特に、次期衆院選では、少なくとも100人以上の候補者擁立(現在は現職、新人を含めて67名)を目標に、全国でこうした作業を進めていくことになる。できたてほやほやの政党として、政権奪取や政権交代を目指している政党として、民主党をはじめ他の野党と候補者調整などやっている場合ではない。わざわざ野党候補が立っている選挙区に候補者をぶつける必要はないが、上記問題意識の下に「自然体」で立てていくことになる。その結果、他の野党候補とバッティングすることになってもやむをえない。
一部に、維新の党と民主党との選挙協力、候補者調整を報じる向きがあるが事実と異なる。先般の海江田代表との党首会談でも一切そうした話は出ていないし、そもそも「基本政策の一致」なくして選挙協力や候補者調整もない。たとえ「一本化」しても、基本政策がバラバラでは、政権を仮にとったとしても「空中分解」するのは目にみえているからだ。これでは有権者の信任を得ることはできないだろう。
また、大阪では「大阪都構想」を巡って地元民主党とは尖鋭な対立もある。これは「大同小異」の「小異」ではなく「大異」であり、賛成とはいかないまでも、少なくとも「大阪都構想」への住民投票ぐらいは民主党として容認してもらわないと事態は打開できない。この点はもう一人の代表、橋下徹氏がこだわる点で、党首会談やあらゆる場を活用して民主党には申し上げている。
みんなの党との選挙協力、候補者調整も現時点ではありえない。先般、前党首との路線闘争で「あいまい決着」になった結論では、みんなの党が与党なのか野党なのかがわからないからだ。せっかく協力しても、その結果、与党自民党と組むなんてことになったら元も子もない。これも両共同代表を含む維新の党の方針だ。
みんなの党は私が創設者の一人でもあり、政治理念や基本政策は私が書いた政党でもあるから、この点では、民主党とは異なり、完全に一致している。問題は「路線」の選択だけだ。是非、「結党宣言」の原点に立ち返り、「与党再編」ではなく「野党再編」へ舵を切ってほしい。そうすれば、いくらでも協力できる。
一人しか当選しない衆院小選挙区でもこうした方針だから、ましてや複数定員の地方選は尚更だ。1人区や2人区なら他の野党との調整を考慮に入れても良いが、原則、3人区以上の選挙区なら、神奈川では候補者を全選挙区に立てるというのが党方針だ。
そこでは、あらかじめ、他の野党との「候補者調整」はせず、「調整」は本番の選挙で行えば良いというのが私の考えだ。たとえば、3人区なら、自民党や公明党も立つかもしれないが、あとの一議席は他の野党と切磋琢磨して競争で勝ち抜けば良い。その程度の「覚悟」もない候補者には、維新の党からは立ってほしくない。
いずれにせよ、衆院選は「常在戦場」、いつあってもおかしくない選挙に備える、地方選では、3人区以上の神奈川県下の全選挙区に候補者を立てる、そうした意気込みで、候補者擁立作業を加速させていきたい。
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