政策軸で自民党に対抗しうる政治勢力の結集を!
2012年12月19日 tag:
とにかく、我が党の候補者の応援に連日、全国を駆け巡った選挙戦でした。
その選挙戦、日に日に手ごたえを感じました。当初は第三極乱立で我が党は埋没気味でしたが、やはり、ぶれない、
しがらみのない政党という政治姿勢、「消費税凍結」「将来の原発ゼロ」「攻めの開国(TPP等自由貿易、投資の促進)」等の明確な政策を訴えることで、「無党派」「決めてない層」を中心に最後はみんなの党に投票してくれた有権者が多
かったのではないかと考えています。
ただ、残念だったのは投票率。60%を割る戦後最低、前回と10%も低い状況では、最後の最後、伸びが息切れしたと
いった感じです。兵庫や長野で互角の戦いをしていた新人が僅差(2~3千票差)で敗れたのが象徴です。みんなの党は
「躍進」と評価されるのですが、正直、私には違和感があります。投票率があがっていれば、十分21議席(法案の単独
提出権に必要)は確保できました。
さて、問題は今後です。安倍政権にどう対応するのか?と聞かれます。答えは、政策、法案ごとに是々非々です。我が党の基本政策と一致する範囲で協力はします。例えば、安倍政権が、デフレ脱却のためのインフレターゲット設定等の
日銀法改正や公務員制度改革(幹部公務員法等)を本気でやるのなら協力してもいい。ただし、この景気の悪い時に
消費増税はストップしなければなりませんし、「国土強靭化法」に象徴される公共事業のバラマキ等にはしっかりと歯止め
をかけなければなりません。
安倍自公政権と連立云々とかはまったく考えていません。
一方、維新との関係はどうするのか?ともよく聞かれます。これは、11月に合意した、我が党と旧維新(太陽合流前)の10項目にわたる基本政策合意がベースとなります。あくまで、消費増税や原発、TPP等の基本政策で一致することが
重要で、その点、維新がどう考えるか。今回の選挙、そうは言っても、お互いバッティングしない選挙区では推薦しあった関係にあるので、これからも連携の在り方を話し合っていきたいと思っています。
いずれにせよ、今の10党以上乱立の政党状況は尋常ではありません。今回の選挙では、第三極とよばれる勢力が
分裂して、結果として自民党の圧倒的な勝利を許してしまいました。したがって、来年夏の参院選にむけて、今の政党
乱立状況を、あくまで理念、政策軸で整理整頓し、新しい政治勢力の結集を図っていかなければなりません。
そして、それは、ぶれない我が党が主導していくつもりです。
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