こういう商売をしていて一番つらいことは、龍(7歳3ヶ月)と翔(3歳9ヶ月)と十分遊んでやれないことだ。
特に、一緒にいる時間の長いはずの土日は政治家の書き入れ時で、地元日程、行事でなかなか遊んでやれない。
普通の家庭だったら、公園でサッカーをしたり、自宅の前でキャッチボールをしたり。どこかに一緒に家族旅行にも行けるだろうし。
そういえば、お正月のお年玉でもらった神戸のジージーからの野球のミットと子供用の柔らかいボールも手つかずのままだ。
思い起こせば、私の父も刑事で、やれ殺人だ、暴力団だ、選挙違反だといって土日もなかった。
一緒に夜の食卓を囲むこともまれで、ましてや家族旅行の思い出もない。
でも子供は「親の背中をみて育つ」。
その点私の父の背中は、子供の私には大きく見えた。
今の私の背中は、龍と翔にどう見えているのだろうか。
Copyright(C) Kenji Eda All Rights Reserved.