今日8月6日は、広島に原爆が投下された日です。
「原爆の悲惨さを後世に伝えたい」「二度と繰り返してはいけない」。この一心で、故月丘夢路さんが無償で出演された映画「ひろしま」。第5回ベルリン国際映画祭で長編映画賞を受賞しながらも、当時、「内容の一部が反米的」という理由で自主上映、一般公開にはなりませんでした。
それから半世紀以上が過ぎ、この映画が今、再評価されています。脚本は被爆者の手記をもとに書かれ、衣類やがれきなども当時のものが寄せられ、8万人を超える広島市民もこの映画にエキストラとして出演しました。1953年のことです。
この機会に是非、ご覧ください。視聴はこちらから。
(追記)
私が42歳で人生をリセットしてハワイに滞在していた頃、故月丘夢路さんのお嬢さん、井上絵美さん(料理研究家・青山エミーズ主宰)とお知り合いになり、そのご縁で月丘夢路さんとも家族ぐるみのお付き合いになりました。うちの2人の息子を実の孫のように可愛がっていただいたこともあります。
今年は「月丘夢路・井上梅次生誕100年祭」が、国立映画アーカイブ(京橋)で開催されます。
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