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石原信雄氏のご冥福をお祈りいたします

2023年2月 3日  tag:

 石原さんとは、海部・宮沢政権の時、官邸でお付き合いした。官房副長官(事務)と内閣副参事官という関係だ。
 石原さんは事務方トップ。霞が関では各省庁事務次官をとりまとめる。官邸(政府)の政策の調整はそのポストにいる人の能力・人柄に左右され、石原さんのそれは時々の総理が手放したくないほど卓越していた。
 忘れもしないのは、1992年1月17日の湾岸戦争開戦前夜。副長官から我々官邸事務方は、明朝早々、米軍がイラクへの空爆を開始するという連絡を受け、その日は官邸に寝泊まりするように指示されたことだ。
 軍関係からの情報ということだったが、外務省が正式に米国から開戦を告げられたのは、翌朝開戦直前のこと。いかに石原さんが情報のアンテナを各所に張り巡らせていたかがわかるエピソードだ。
 その後、私が橋本政権で官邸に再び戻り、中央省庁の再編をやっていた時は、官僚OBの重鎮として様々なご助言を直接いただいた。
 お世話になりました!心からご冥福をお祈りいたします(合掌)。

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