選挙区の改定案 全国で「悲喜こもごも」・・・しかし粛々と秋の臨時国会で答申通り、法案を通すべき!
2022年6月18日 tag:
衆議院小選挙区選出議員の 選挙区の改定案についての勧告(総務省HP)
選挙区割りの変更が答申され、全国で「悲喜こもごも」といった感じですね。特に、今回は、審議の秘匿が徹底されていたようで、事前にほとんど情報が流れてきませんでした。蓋をあけてビックリ!という議員の皆さんも多かったのではないでしょうか?
幸い、私の選挙区(神奈川8区)は微修正で済みました。やはり以前の区割り変更で、この2回の衆院選挙で編入された都筑区の一部が、新19区の新設で離れ、元の青葉区・緑区の選挙区に戻ったのです。
ただ、「悲」が他人事と思えないのは、私には苦い思い出があるからです。それは初当選(2002年)から一年後に行われた衆院選挙で、なんと2行政区(横浜市青葉区・川崎市宮前区)のうち1行政区(宮前区)が丸々切り離されたのです。そして、新たに横浜市緑区が新8区に。
当選一年でまだ選挙基盤が固まっていない時期に、半分の選挙区を失うのは大変な痛手でしたし、何より、宮前区の支援者の皆さんとお別れするのは痛恨の極みでした。
その選挙では、自民、共産の候補者に加えて、某著名人が民主党から落下傘で立候補し、私は引き続き純粋無所属で戦いましたが、既存の青葉区では2千票勝ったものの、新たに選挙区となった緑区では4千票負け、差引き2千票の差で落選したのです。無所属には比例復活はありませんからね。
選挙に「たられば」はないので、なんとも言えませんが、仮に選挙区割りが変更されていなかったら、と恨みがましく思ったことを覚えています。
ただ、今回の変更は、アダムズ方式に基づく「10増10減」で「1票の格差是正」のためのもの。答申後、政治的圧力でどこかをいじれば収拾がつかなくなるので、粛々と秋の臨時国会で答申通り、法案を通すべきでしょう。
Copyright(C) Kenji Eda All Rights Reserved.