横浜市広報の「ウソ」と「真実」②・・・カジノができて、横浜のイメージが悪くならないのかしら?
2020年12月 1日 tag: カジノ IR
横浜市広報の「ウソ」と「真実」・・・カジノ(IR)誘致をめぐって
②カジノができて、横浜のイメージが悪くならないのかしら?
(ウソ)
派手なネオンやマフィアを想像する人もいますが、過去の映画で描かれた世界の話です。最近のIRの代表格であるシンガポールのマリーナベイ・サンズは、3つに連なるホテルの上のプールが有名で日本人女性にも人気のリゾートとなっています。
また、世界で最も住みやすい都市ランキング(2019年)のトップ10のうち、東京、大阪以外は全てカジノがある都市(ウィーン、メルボルン等)がランキングされています。
参照:広報よこはま特別号「みんなが楽しめる未来のまち 横浜イノベーションIR」
(真実)
シンガポールは「例外中の例外」です。「明るい北朝鮮」と称されるように、顔認証、指紋認証等をはじめ個人情報も国家が広範に把握し、それに基づく規制や取締り、監督が極めて厳しい国です。カジノへの出入りも厳重に管理できる。マイナンバーカードですら普及率が二割程度の日本とは大きな違いでしょう。
また、そもそもカジノ(賭博)と暴力団が結びつき、風紀や治
安が乱れるのは歴史の教えるところですが、シンガポールではその暴力団が壊滅され、そもそも「結びつく温床」がありません。
シンガポールの成功は、こうした「特殊な環境」下での成功例なのです。私が視察した韓国カジノの町・カンウォンは風俗店や質屋が建ち並び、浮浪者が野宿し、自殺率トップの町でした。
ウィーンやメルボルン等が「住みやすい都市」なのは、カジノの有無とは関係なく、そもそも別の尺度からの評価でしょう。
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