「即位礼正殿の儀」と「饗宴の儀」に参列
2019年10月31日 tag:
「即位礼正殿の儀」と「饗宴の儀」に参列いたしました。
「即位礼正殿の儀」(10月22日)。正式に今上陛下の即位を対外的に宣明する儀式ですが、大勢の外国からの賓客もお迎えしての荘厳なものでしたが、儀式自体は30分間ほどの短いものでした。
天皇皇后両陛下が正殿松の間にお出ましになる頃には、折からの雨風もおさまって、後光が射すように高御座と御帳台を明るくライトアップしました。私は皇居の建物の中(春秋の間。正殿松の間の庭をはざんで向い側)に居ましたので、見られませんでしたが。外にいた人にあとで聞いてみると、丁度、安倍総理の万歳三唱のあと、21発の祝砲が鳴り響いている間、空に見事な虹がかかったようです。吉兆ですね。
天皇陛下のお言葉にもありましたが、私も改めて新しい時代の到来を再認識するとともに、国民の皆様のご多幸と世界平和実現のために、一政治家、一国民として、尽力、邁進していくことをここにお誓い申し上げた次第です。
その一週間後、こんどは「饗宴の儀」へのご招待を受け、参加してまいりました。15時から1時間ほどの立席パーティー。天皇陛下のお言葉のあとに乾杯があり、両陛下が出席者の間を、一人ひとりとお言葉を交わされながら回られました。
写真は、「引出物」というか「お祝いの品々」です。「鯛の尾頭付き」は宮中行事の定番。金平糖が入ったボンボニエールという菓子器(銀製)は、上皇陛下の即位礼の時と同じです。
実は私は、29年前の即位礼にも、当時、通産省から官邸に出向(内閣副参事官)していたので、スタッフとしてお手伝いをしました。今日もそうでしたが、着なれないモーニングコートを着て、チャールズ皇太子、ダイアナ妃のお側にお仕えした記憶があります。今回の即位礼では、チャールズ皇太子はお一人で、私の席から10列ほど前に座っておられました。
これで、来月の14日から15日にかけて行われる「大嘗祭」で、一連の行事は終了と
(大嘗祭)
新天皇が即位されて初めて行う「新嘗祭(にいなめさい)」のこと。一年の豊作を感謝する宮中祭祀。
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