舛添氏、メディアがつくってメディアが葬った・・・「虚像」に踊る日本
2016年6月21日 tag:
メディアがつくってメディアが葬った。舛添都知事に限らない。メディアがつくった「虚像」に踊らされる日本が、そこにある。そして、メディアの責任は、一切問われない。
それにしても舛添氏の辞職表明後の処し方は極めてわかりやすい。辞職前は何とか生き延びようと、慇懃無礼ともいえる殊勝な態度で答弁や彼なりのけじめを繰り返し、それがかなわないとなると、一切口をつぐみ、説明責任などくそくらえといった態度だ。
辞職直後は多少の同情をもっていた人も、これで彼の本性がわかったのではないか。
それにしても、週刊文春が指摘するまで、都議会も記者クラブも、この舛添問題を追及することはなかった。その実態は当然、知っていただろうに。いや、知らなかったと言うなら、それは職務怠慢でしかない。
そうした都議会が、リマへの「大名視察旅行」を計画していると言う。即刻、とりやめるべきだろう。それに代えて、この「説明責任」も「けじめ」もない舛添氏への追及の手を緩めてはならない。どうしても行きたいというなら、規模を大幅に縮小して、その後だ。
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