維新の党、安保法制の独自案を決定・・・政府の言う集団的自衛権は認めない!
2015年7月 4日 tag:
維新の党は、先週、安保法制について独自案を決定し、自民公にその案を提示しました。その基本考え方は以下のとおりです。
「日米同盟を基軸に、国民の生命・領土を徹底的に守る!」
~維新の党・安保法制「独自案」の基本的考え方~
① 「自国防衛のための自衛権行使」、「専守防衛」を徹底
日米連携を基礎とした「武力攻撃危機事態」を設ける
「存立危機事態」に基づく集団的自衛権行使は認めない
「領域警備法」を制定して、わが国の領土・領空・領海を徹底的に守る
②日米安保を基軸に東アジアの平和と安全に責任を持つ
現行の周辺事態法を維持し、安保条約に基づく日米連携を強化、自衛隊を
地球の裏側まで派遣させない
③国連を中心とした国際的な人道復興支援を積極推進
国際平和協力支援活動を機動的に行うための一般法を制定、但し、従来の
テロ特措法等の法理を遵守
④海外派兵は認めず、武力行使の一体化も回避
武器弾薬の提供、発進準備中の航空機に対する給油は禁止
武器等防護は事実上の集団的自衛権行使の端緒となるので認められない
⑤自衛隊の派遣承認手続きを実質化し「シビリアンコントロール」を強化
防衛出動の要件を審査する専門委員会を設置し、自衛隊の出動及び派遣後
の撤退勧告手続きを創設
今後は、維新案についても、十分な審議時間をとって、ゆめゆめ、今月中旬に強行採決ということのないようにお願いしたいものです。その場合は、維新の党も、不本意ながら、採決阻止のために、欠席戦術をとることもやむを得ません。
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