辺野古指示"効力停止"で状況緊迫・・・最大の要因は安倍官邸の「冷たさ」
2015年3月31日 tag:
安倍官邸と沖縄が法的手段の応酬に明け暮れています。普天間飛行場の返還合意を、まさに心血を注いで実現した当時の橋本首相、梶山官房長官は、草葉の陰から、どういう思いでこうした状況を見つめておられるのでしょうか?
法的な是非、事柄の良し悪しはあるでしょう。しかし、問題がここまでこじれた最大の要因は、安倍官邸の沖縄への「冷たさ」でしょう。選挙で選ばれた新知事に、安倍総理はおろか、菅官房長官すら一回も会わないというのは尋常なことではありません。橋本首相は当時、沖縄県知事と十数回、数十時間にわたって、一対一の膝詰めで話し合いをし、返還合意に持ち込みました。
菅官房長官は、本当に梶山元官房長官を政治の師と仰ぐなら、前提条件なしに安倍首相と沖縄県知事の会談をセットして、早急に事態打開に向け動くべきでしょう。梶山先生も草葉の陰で泣いておられるに違いないでしょうから。
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