国民一人一人の夢を実現できる社会を実現したい

江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

文字サイズ
Home  > コラム  > 日々是好日  >  会期延長もしないとは!・・・課題山積の中で「世間の常識は国会の非常識」

カテゴリー月別

会期延長もしないとは!・・・課題山積の中で「世間の常識は国会の非常識」

2014年6月22日  tag:

 国会は今日、閉会します。与野党通じて、我が結いの党だけが会期延長を訴えましたが、多勢に無勢。一顧だにされませんでした。一体、国民は、国政の課題山積の中で、国会議員が長い長い夏休みに入ることを許すのでしょうか?


 集団的自衛権の問題は自公協議も延長戦に入りますし、今週には、景気の先行きを左右する、規制改革や法人減税の問題を含む「成長戦略」が策定される。更には年金の再計算のシナリオに見られるように、本当に今の年金制度が持続可能かどうか大変疑問符が付くような報告も出されています。


 しかし、マスコミも含めて、従来の国対政治に毒されている面々は、こうした「国会の常識が世間の非常識」だという認識すらありません。特に野党がいけません。「会期延長は政府。与党が求めるものであって野党が求めるものではない」。こんなことを言っている以上、野党に今後の展望なぞありません。


 国民の皆さんが望むのは、国会議員がゆったり長い夏休みを取ることではなく、こうした国民が重要視している成長戦略を含む景気経済対策、年金・医療等の社会保障制度の問題等を、国会議員が夏休み返上で、審議、検討することではないでしょうか。


 野党をあえて批判しましたが、しかし、これも「一強多弱」といわれる政治状況のなせる技でしょう。巨大与党が「もう国会は閉めたい」と決定すれば、小さな野党はなす術がないのが実情です。


 いずれにせよ、我々野党は、今は臥薪嘗胆、雌伏の時です。安倍政権が隆々としている間にも、きたるべき総選挙、統一地方選挙に向け、国民の皆さんに選んでいただける政党、枠組み、選択肢を作っていかなければなりません。引き続き、皆さんのご理解とご支援を心からお願い申し上げます。

シリーズ:既得権益を打破する会・・・医療改革、医師の腕前を正当に評価する制度を!
自民党の慢心の政治・・・都議会に続き参院本会議でも言語道断のヤジ