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シリーズ:既得権益を打破する会・・・医療改革、医師の腕前を正当に評価する制度を!

2014年5月 8日  tag:

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 今回(5月8日)は「医療改革」。脳神経外科では「神の手」といわれる世界的権威、大畑建治大阪市立大教授の講演。


 医師の数が足りないのではなく、よく言われることだが診療科間の偏在等が問題。特に外科医の不足は深刻。一口に言って、長時間に及ぶ手術をはじめ訴訟リスク等もあり「報われない職業」というのが最大の理由。


 手術は教授がやっても新人医師がやっても同じ報酬。おまけに麻酔医も足らず、看護師には医師会の反対もあってさせられない。外国には「特定看護師」といって、簡単な医療補助はできるようになっているという。


 04年の研修医制度変更もこれに拍車をかけている。楽なところにしか新人医師が行かない。大学の講座制(徒弟制度)が批判された結果だが、あちこちの病院を回るうちに現実がわかると厳しい外科医にはならないらしい。


 「ドクターズフィー」と「ホスピタルフィー」。昔からある議論だが、医師の腕前を正当に評価する「診療報酬制度」の改革をやらない限り、こうした現状は続くだろう。

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