故藤巻幸夫氏の通夜・告別式・・・葬儀委員長として
2014年3月21日 tag:
一昨日は通夜、昨日は告別式と、藤巻幸夫さんとお別れをしてきました。増上寺には、両日で3000人近くの方々が会葬され、あらためて、彼の多彩な人脈の広さを認識しました。それだけに、あまりに貴重な人材を失った。痛恨の極みです。
以下は、告別式での私の葬儀委員長としてのご挨拶です。
葬儀委員長、結いの党代表 江田憲司でございます。ご遺族、ご親族に代わりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
本日はご多用にもかかわりませず、故藤巻幸夫参議院議員の告別式に、かくも大勢の皆様方にご会葬いただき、誠にありがとうごさいました。
藤巻さんは、昨年末、急性膵炎で倒れられ、以来、入院加療中のところ、この15日深夜、容態が急変し、逝去されました。54歳という早すぎる旅立ち。いまだに私もその事実を受け入れられずにおります。
藤巻さんには、「永田町に新しい息吹を」と考え、私が半ば強引に口説いて政界に入っていただきました。それだけに「早すぎる死」には私にも一端の責任があります。大変申し訳なく、残念で、悲しみに堪えません。
世間では「カリスマバイヤー」と評され、並はずれた発想とフットワーク良い行動力、多彩な人脈と才能を駆使し、縦横無尽に日本、いや世界を駆け巡る藤巻さんという逸材を、是非、この澱(よど)んだ政治、永田町の世界に入れたかった。
一昨年末、晴れて参議院議員になられてからは、期待通りの、いや、それ以上の活躍をされ、折しも「クールジャパン」で各地の名産品をデザイン化し、ブランドディングし、世界に売り込む活動にも成果が出始めていました。担当大臣の太田国交大臣や観光庁の担当者とも親交を深め、官邸とも直談判して事を進めるバイタリティーには脱帽するしかありませんでした。
昨年末、離党・新党、結いの党を結成した折り、「江田さん!命がけで支え、ついていきます!」と励ましてくれた言葉。その言葉にどれだけの勇気をもらったことか。
しかし、もう藤巻さんはこの世にはいません。これからは、彼のまっすぐな遺志を体して、この国の政治を「脱官僚」「脱中央集権」「脱利権」で根底から変えていく!彼の訴えてきた「デザイン戦略」「ファッションとアート」でこの国の未来を切り拓いていく! 必ず結果を出していくことを、ここにお誓い申し上げます。
最後に、故人に賜りましたのと同様のご厚誼を、残された御遺族の皆さん、藤巻家に賜りますことを心からお願い申し上げまして、私のこ挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
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