大阪「出直し選挙」・・・困っている時に助け合うのが真の友である!
2014年2月 4日 tag:
「出直し選挙」。 橋下バッシングが激しい。
しかし、地方自治体の「二元代表制」の下で、首長と議会が基本的な問題で対立し、抜き差しならない状況になったら、市長選挙で民意を問うというのはありうべき手段だろう。本来は衆議院のように市議会を解散すれば良いのだが、市長にはその大権は与えられていないのだから。
その意味で、大阪都構想というのは、橋下市長、大阪維新の会にとっては原点中の原点であり、それを訴えて11年秋のW選挙にも勝った。かつ、この大阪都構想は、市政であれ府政であれ、あらゆる行政課題に係る、その根底にある統治機構の改革でもある。大阪市民にとっても最重要課題であるはずだ。「シングル(ワン)イシュー」と片づけられる問題でもない。
維新以外の各党各会派は、あきらかに、この大阪都構想に反対という立場から、時間稼ぎをしていた。そう、時間切れ→廃案を狙っていたのだろう。であるならば、橋下市長が自分の任期切れまでに決着図りたいという思うのも自然だろう。
それにあくまで抵抗する、反対するというのなら、しっかり対抗馬を立てて、堂々と市民の民意を問うたらどうか。その勇気も、勝つ見込みもない候補者もいないというのが本音なのに、「大義なき選挙に候補者は立てない」などと言うべきではない。
この大阪都構想については、みんなの党時代から、他党に先駆けて、議員立法までして支援してきた。その構想の中身自体が何も変わっていないのに、橋下市長や維新に勢いがある時はすり寄り、陰ってきたからといって手のひらを返すような対応をするのは「人の道」に反する。
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困っている時に助け合うのが真の友である。
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