維新国会議員団、黒田総裁案に賛成・・・橋下徹氏とフィロソフィーの違い
2013年3月13日 tag:
維新は、今日の総務会で黒田日銀総裁候補への賛成を決めた。
なぜ、橋下徹さんが言っていることが私にはストンと腑に落ちるのに、維新国会議員団には落ちないのか。
橋下さんが言っているのは至極当然のことで、役所の組織には「多様性」と「流動性」が必要だと。大阪市役所の経験から言って、役人で固めるよりも外部(民間)人材で組織は随分活性化すると。だから、わざわざ、そうでなくても沈滞している日銀という組織のトップに役人出身(財務相OB)を据える必要はないと。
もうひとつ、彼が言っているのは、「目標」と「責任」は一体だと。誰でもえらそうに目標(2%の物価目標)は掲げられるが、それが達成できなかった時の責任はとるのか。責任をとる覚悟があってこその「目標」だろうと。その点、黒田氏は役人出身だから、国会でのヒアリングでもそこを曖昧にしたと。そもそも役人は身分保障が前提だから、「責任」には極めて疎い人種だと。
まったくそのとおりで、我がみんなの党が黒田氏に反対する理由とほぼ一緒だ。橋下さん、こういったフィロソフィー、哲学の違いは今後、ボディーブローのように維新の今後に響いてきますぞ。いっそ、みんなの党に来たらどうですか?
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