目をつむって?「えいや!」の増税翼賛会が、この国を我がもの顔で闊歩している
2012年8月11日 tag:
増税法案が成立した。新聞各紙はこぞって、こんどは成長戦略だ?と口では言う。しかし、野田内閣が先に出した経済再生戦略、中味?が何もないではないか。ブレーキ(増税)を踏みながら、アクセル?(成長)をふかせるとしたら、一体、どんな成長戦略があるのか!?それを明示しないと無責任極まりない。確実にこの国は破綻する。
我がみんなの党の成長戦略は明確だ。規制で守られた既得権益の打破(株式会社やNPOの新規参入等)+技術革新への重点投資+金融の大胆な緩和(2%のインフレターゲットの設定等)+開国(TPP、FTA、EPA等の推進)だ。
大和総研の試算にあるように、今回の増税等で年収500万円の?標準4人世帯で年間33万円の負担増になる。増税推進派は、その?分、可処分所得(使えるお金)が減るのに、なおかつ、家計はモノ?を従前どおり買い続ける(消費を続ける)ということを証明しなけ?ればならない。そうじゃないと、我々が指摘するとおり、増税でさ?らに景気が悪化し、税収は上がるどころか下がる。
一言でいえば、「獲らぬ狸の皮算用」だ。消費税1%増税分を2?.5兆円ではなく2.7兆円と見積もるなど、基礎的な誤り、意図?的な「上げ底」を含め、何も詰まっていないままの、目をつむって?「えいや!」の増税翼賛会が、この国を我がもの顔?で闊歩している。
より詳しくは、この10日に発売された月刊誌「VOICE」(?PHP)の拙稿(「数字の辻褄合わせ」増税は破綻を招く)を読ん?でいただきたい。「財務省に騙された日本」というテーマで特集さ?れている。
また、まだ拙著「財務省のマインドコントロール」(幻冬舎)を?読んでいただいてない方は、是非、このお盆休みにでも。決して損?はさせません。
お盆といえば、国会もつかの間の小休止に入る。私は基本的に東?京、横浜近辺で家族と過ごす予定だ。そして、お盆明けは、いよいよ激動の政?局となる。
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