野田総理、「まったく根拠のない話」と気色ばむ・・・特別委で「財務省のマインドコントロール」と言われて
2012年6月11日 tag:
今日(6/11)の増税関連法案特別委質疑。出す気はなかったが、あまりに一面的な同じ?ことの繰り返し答弁なので、拙著「財務省のマインドコントロール」の?本の名前や、片山善博前総務大臣も同じ言葉を使って野田総理を批判している
ことを引き?合いに出して、もっと、多角的なデータに基づいて国家経営を行っ?てほしいと言ったところ、めずらしく野田総理が「ちょっとしゃべらせてほし?い」と言って「そんな本を書かれていますが、なんで私がマインド?コントロールされなきゃ
いけないのか!まったく根拠のない話」と?。よほど腹にすえかねていたんでしょうね、野田さん!
私が「マインドコントロール」と言っているのは「意図的な情報操作」のこと。何も「陰謀論」や「謀略論」のような、オドロ
オドロシイことを言っているのではない。原発事故の時もそうだったが、増税に都合の良い数字は出しても、増税に
「不都合な真実」は隠す。これが官僚の性なのだ。それに乗せられて、それ以外のことを言わない政治家のことを
「マインドコントロール」されていると言っているのだ。
今日の委員会でも言ったが、私も、いろんなデータを駆使して増税への理解を求められれば、聞く耳を持つ。しかし、
野田総理や岡田、安住大臣、財務省が言うことは「なんとかの二つ覚え」。累積債務はGDPの2倍で大変だ!90兆円の
歳出で40兆円の税収、44兆円の借金、20兆円超の国債費、これで立ち行くはずがない!
前者は、GDPの債務比率で一概に判断できないので、債務の中身を見ましょう、その債務に持ちこたえられるだけの
経済・財政にファンダメンタルズがあるかどうか吟味しましょう、と言っているにすぎない。
後者は、じゃあ、つい5年前は一般歳出82兆円だったのだから、今の93兆円はいくらなんでも多すぎるでしょう、
削りましょう、国債整理基金の10兆円を使えば元本償還分10兆円は賄えるから、新規国債発行も10兆円減るし、
累積債務もそれだけ減る、税収はピークで60兆円あったんだから、それに近づけるように経済成長させましょう、と
言っているにすぎない。
まあ、野田総理と私、みんなの党の違いは、増税に「待ったなし」か、まだ「待ったあり」で、その間にやるべきことを
やる、景気回復、復旧・復興を最優先に、国会議員や役人の身を切る改革も断行する、そこだ。
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