我が身を切る改革が進まない!・・・国会議員と公設秘書の給与カット
2012年4月11日 tag:
国会にいてはがゆいのが、増税!増税!増税!と叫んでいる政党ほど、自分たちの身を切る改革に消極的だという
ことだ。そう、ともに「消費税10%」を公約している民主党と自民党のことだ。
国会議員の大幅定数削減など本当はやる気のない野田首相や民主党が、一時、歳費カットをしたくない口実に使っていたのが、この定数削減。我々をはじめ野党に追及される度に「定数削減にご協力願いたい」と呪文のように切り返していたと思ったら、さすがに世論に抗しきれないと思ったのか、やらないと言っていた輿石幹事長が言い出したのが、年間300万円の歳費カット。率にしてたったの14%だ。
しかし、こんな案にすら、こんどは自民党がぐちゃぐちゃ言って、4月からの実施が見送られた。一体、第一党、第二党は何をやっているのか!我々みんなの党は、これで6回目となる歳費月額3割・賞与5割カット法案を今国会にも提出して
いる。しかし、こうした大幅?な削減には他党は見向きもしない。私が予算委でこの問題を追及した時も「俺たち国会議員の生活をどうしてくれるんだ!」の怒涛のようなヤジが浴びせかけられたものだ。
一方、これも二大政党の事情で「国家公務員の人件費7.8%カット」の例外扱いとされた公設秘書の給与。人勧どおりの0.23%カットですんでいたが、これもあり得ないだろう。我々が一般公務員並みに7.8%カット法案を出そうとしたら、渋々
民主党が出してきた案が「4.77%カット」。その理由が、秘書は不安定な仕事なので、一般公務員の最低ラインのカット率を適用する。
ちょっと待ってください。ペイペイの役人の給料は年収300万円そこそこですよ。公設秘書といったら、年季の入った政策秘書で1000万円をはるかに超え、第一、第二秘書も500万円を超え1000万円近くいく人もいる。どうして、ペイペイ並みの
カットに合理性があるのか。
まあ、これを読んでいる国民の方が、ほとほとあきれてモノが言えないことは重々わかっております。
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