消費増税法案、決定ですか?・・・絶対に実現できない!
2012年3月29日 tag:
民主党が、消費税増税法案を決定したという。メジャーなメディアも一様に、この法案の早期成立を社論で訴えている。
しかし、各種世論調査で、将来の消費増税に賛成の人が多いのに、この野田財務省政権が提案する14年に8%、15年に10%の増税法案に反対が多いのは、まさに、みんなの党が訴えている「増税の前にやるべきことがあるだろう!」、
何が何でも増税という「増税一直線路線」への国民の批判が強いからだろう。
今、増税の議論をするのは、破たんしたJALの会社更生で、いきなり航空運賃の値上げを議論するようなものだ。
到底、国民の納得は得られない。JALはどうしたか? 役員は総退陣、給料や年金はカット、人員は18000人削減(1/3)、子会社は半分にし、燃費の悪いジャンボ機や不採算路線は廃止した。増税の前に、国もこうしたプロセスをしっかり踏むべきなのだ。
消費税の増税は、こうした野田首相、財務省のやり方では絶対に実現できない。何度も指摘してきたことだが、あえて誤解をおそれずに言うと、我々のようなやり方でないと、将来の消費増税は絶対に実現できないのだ。昨日発売された
拙著「財務省のマインドコントロール」(幻冬舎)を是非ご一読いただきたい。
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