記憶がよみがえり胸がつまった・・・「運命の人」最終回
2012年3月21日 tag:
TBSドラマ「運命の人」最終回。当時の沖縄少女暴行事件と10万人抗議集会、その後の普天間返還に向けての交渉、その頃の記憶がまざまざとよみがえってきて胸がつまった。
ヤマトンチュとウチナンチュ。それは支配・被支配の歴史だ。その根源のところを理解しないと沖縄基地問題は永遠に解決しない。橋本政権の時、一時、埋まったかにみえた、この大きく深い溝。それが、今やそれ以前、いや、それ以上に深まってしまった。民主党政権の罪は万死に値する。
今でも覚えている。96年12月、場所は沖縄ラグナホテル。橋本首相と基地所在市町村長との会合で、琉球新報の社長が嗚咽のまじった声で言った言葉を。
「こういう雰囲気は40年のマスコミ生活を通じて空前の出来事だ。これまでは被支配者の苦悩の歴史だった。総理本当にありがとう。どうか健康には留意してください、それがここにいる皆の願いです」。
そういえば、今年は橋本龍太郎元首相の7回忌。6月に偲ぶ会が開催されるが、その機会に「100人が書いた橋本龍太郎」という追悼集が文藝春秋社から出版される。私は、この普天間返還合意の真実を書いた。橋本元首相にもいろいろあったが、この沖縄にかける思いは、この主人公に勝るとも劣らなかったことだけは証言しよう。
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