「3バカトリオ」が国政の根幹を担うとは・・・野田首相の責任が一番大きい
2011年12月 2日 tag:
大臣に「3バカ」とは、本来なら失礼至極な物言いで申し訳ないが。そう言いたくもなる。しかも、その3人が国家財政、外交・安全保障という国政の根幹を担っているのだからたまらない。
一川防衛大臣については言をまたない。「私は安全保障は素人」発言から始まって、それを証明するかのような「沖縄少女暴行事件」への無知。ブータン国王の晩餐会に「こちらが大事」と言って同僚議員の資金集めパーティーに出て欠席したり、沖縄事務方トップの暴言を招いたり。柔道でいえば「合わせ技一本」でアウトだろう。
安住財務大臣は、私の予算委での質問にも、ろくにまともに答えられない「すれ違い答弁」ばかり。ユーロ危機等もあり、市場関係者の間では日常茶飯事に使われているCDSも知らなければ、先に策定されることになった第四次補正予算の財源=国債の想定利子と実勢利子の差額1兆円、の存在も知らなかった。元々、財務省関係の仕事は野田首相が直轄で行うので、財務大臣は文句を言わない素人が良いと任命された経緯からも、当然と言えば当然の「財務官僚言いなり」の日々を送っている。
玄葉外務大臣も、これまで外交はずぶの素人。この前の訪中では、日帰りの日程でなんと1200万円もかけてチャーター便を使用したという。よほど突発的な事情があり緊急に飛ばなければならないケースや辺境の地へのフライト等を除き、通常、こんな海外出張は商用便を使うのが常識だ。国民の血税をこんなことに湯水のごとく使う感覚が、まずは理解不能だ。要は、「大名旅行」したいがだけの「お里が知れる」御仁なのだろう。
しかし、それもこれも、一番悪いのは、こんな素人オンパレード大臣を、国政の枢要なポストにすえた野田首相だろう。思い起こせば、この組閣人事、「党内融和」か「ノーサイド」か知らないが、「適材適所」より「派閥均衡人事」を優先した結果の賜物。今や、自民党時代より古い古い政治に戻ってしまった。あ~あ!
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