「復興を人質に増税が決まるまで補正を遅らせた」・・・片山前総務相の内部告発
2011年11月 9日 tag:
本日(11/9)午後1時半~2時まで、予算委員会で野田首相に質問する。冒頭、取り上げるのは、片山前総務大臣のインタビュー記事(朝日新聞10/25オピニオン欄)での重大発言だ。そこに驚くべきことが書いてある。
例えばこうだ。「私は第三次補正予算を早く決めましょうと言い続けたが、財務省が震災を機に増税をすることにこだわって進まなかった」「復興のためなら国民も増税に応じるはずと復興を人質にとった」「復興の遅れを菅さんの6月2日の辞意表明以降の政治空白のせいにする人がいるが的外れだ。真の原因は、財務省のヘンテコな論理(野田さんが代弁)を菅さんがとがめなかったところにある」「多くの与党議員が財務省にマインドコントロール。メディアも同じ」。
これが事実とすれば、財務省幹部はもちろん、野田財務相(当時)の責任は重大だ。被災地や被災民を愚弄するにもほどがある。即刻、辞任してもらわなければならない。野田首相らがそうじゃないと言うなら、片山善博さんの方が嘘をついていることになる。いずれにせよ看過できない大問題だろう。
片山さんは、野田首相を評してこうも言っている。「野田政権になって、ほとんど自民党時代に戻ってしまった。野田さんとは一年間付き合ったが、財務官僚が設定した枠を超えられなかった」「政権をとれば(マニフェストは)もう必要はない、官僚と仲良くやる方が安全で良いという人もいる。野田さんはその典型」「野田財務相が着工を容認した朝霞の公務員住宅が象徴」「ドジョウでだまされてはいけません」。
そう、「ドジョウでだまされてはいけない」のだ。みんなの党が指摘し続けているとおり、野田政権の正体はひたすら「大増税ミッション」だけを担う「財務省支配政権」。一日も早く国民がその正体を見抜かなければ、この国の方が終わってしまう。
Copyright(C) Kenji Eda All Rights Reserved.