言っていることと実際やっていることが違う民主党政治を象徴するような演説・・・どこが「正心誠意」か!
2011年9月13日 tag:
その典型が「与野党は徹底的に議論と対話」と言いながら、国会はたった4日間で閉める。これほどの「言行不一致」もないだろう。
被災しても復旧・復興に頑張る人たちは、たしかに「日本人の気高き精神」の象徴だが、それに「もっと思いをいたす必要」があるのは、アンタの方だろう。復旧・復興を妨げてきたのは、この国難の時にもお金をケチってきた財務省だ。その責任者は野田さん、アンタですよ!と。
「福島の人たちの故郷への思い」を説きながら、それを「死のまち」と著しく傷つけた閣僚がでたことにまったく「お詫び」がない。「残念」という一言ですまされる問題ではないだろう。
産業の空洞化対策を言いながら、法人増税や電気料金大幅値上げにつながる東電救済機構を設立する。「立地補助金」のような対症療法ばかりで円高そのものを是正する対策がない。これでは益々、企業は日本から出て行ってしまう。
「雪だるま」のように「債務が債務を呼ぶ財政運営」をただすと言いながら、国債整理基金にある13.7兆円のあまり金を、みんなの党が提言する有効活用もしなければ、本来の債務償還、借金減らしにも使わない。これは国民への背信行為だ。
行政仕分けは「深化」させると言いながら、凍結された朝霞公務員宿舎の着工にゴーサインを出したのは、財務大臣当時のアンタだろう。ことごとく予算編成過程で「仕分け」結果を覆したのも野田さんだ。
鳩山、菅政権もそうだったが、ことほど左様に、この民主党政治は「建前」と「本音」が違いすぎる。「正心誠意」を信用しろと言う方が無理というものだ。
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