いやあ、本当に驚いた!・・・野田さん、総理の給料満額受取り(予算委で)
2011年9月27日 tag:
昨日の予算委で、私は、「総理給与の全額返上」について、野田総理に直接質問した。
前総理の菅さんが、5月に「原発事故の責任をとる」として、「総理給与の全額返上」を表明し、実際、退陣まで、3ヶ月間の総理分の月給(114万円)、夏のボーナス(218万円)を返上してきたからだ。その返上期間は「原発事故の収束まで」ということだった。
野田新総理になって、この方針は当然引き継がれていると思って、官邸に確認すると、9月16日に、野田総理は初めて、総理としての給料を受け取り、それが満額だったことがわかったのだ。
私は正直、野田さんは答弁で、「忙しくて気づかないうちに、うっかり払い込まれていました。来月からは、菅さんと同じく、全額返上します」と言うものだと思っていた。私なら、当然、そうすると思ったからだ。
それが驚天動地、なんという私の浅はかさ、野田さんは「国家公務員人件費削減法案」が通るまで返上しないと言い放ったのだ。確かに、この法案は、総理や国会議員のような特別職も対象だ。しかし、その削減額は平均8%。総理の場合は、月給、ボーナスとも3割カットでしかない。菅さんの100%全額返上とはほど遠いものなのだ。
ちなみに、全額返上でも、総理には、別に議員歳費(月額129万円)があり、生活に何ら問題はない。
これから、ますます、復旧・復興が本格化して莫大なお金がかかる。それを野田政権は増税で国民に負担を押し付けようとしているのだから、その当の本人が「議員自ら身を切る覚悟なくして国民負担は語れない」と国会の本会場で言いながら、自らの身を切らない。
あの菅さん以下、いや、菅さん未満。しかし、この私の質問に、予算委の議場にいた民主党議員らは怒涛のようなヤジ。ただただ、驚くとともに、こんな政治家たちが政権をとり、同じ議場にいるということが情けないやら、悲しくなるやら。
例の朝霞の公務員住宅の着工といい、古賀茂明氏の首切りといい、「正心誠意」も「わが身を切る覚悟」も嘘八百。まあ、あらためて、失望する私の方が悪いのかもしれないが、もう、この民主党という政党は終わりだ。
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