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為替介入よりも大胆な金融緩和を・・・急激な円高対応

2011年8月 3日  tag:

 昨今の急激な円高に対しては、みんなの党は大胆な金融緩和で対応すべきだと考えている。

 為替介入という道はあるが、まず、変動相場制においては、自国通貨が決済通貨になっているような先進国では、為替介入しないというのが原則だ。また、たとえ、やむにやまれず為替介入をしたとしても、効果が薄い、短時日でまた反転する、そうした事例が多く見られる。

 かつ、今、「直言」で連載しているように、借金で介入するわけだから、政府短期証券の負債がふくらみ、更に円高になれば更に為替差損が出る(現在の為替評価損は約35兆円)。

 デフレと円高の原因は同根だ。ユーロやドルに対して円が希少価値になっているから、円が選好される、円高になる。モノに対して円が希少価値になっているから、デフレが起こる。

 したがって、今回の急激な円高局面を持続的に是正していくためには、日銀の大胆な金融緩和策が必要不可欠だ。具体的には、日銀による長期国債の買いオペとかリスク資産の買入れ等を通じて、マネーを市場に出していくということが大切なのだ。

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