驚愕?の官邸HP・・・メルトダウン、圧力容器破損予想
2011年6月29日 tag:
環境エネルギー政策研究所の飯田哲也さんの話を聞いて、あらためて原発事故対応の初動に思いを巡らせた。
飯田氏の指摘で私もはじめて知ったのだが、震災当日の22時35分時点での官邸緊急災害対策本部のHPには以下のような記述がある。
(東電福島第一 緊急対策室情報)
2号機の炉心損傷開始予想:22時20分頃
原子炉圧力容器破損予想:23時50分頃
ということは、当時の東電はもちろん官邸も、後になってわかったとされる「メルトダウン」も「圧力容器の損傷」も、その後起こった「水素爆発」も、ひいては「メルトスルー」の危険性も、この時点でわかっていたことになる。
にもかかわらず一体何をしていたのか!?メルトダウンの可能性を率直に認め会見した中村審議官を飛ばしただけではないのか。その結果、被爆した作業員や周辺住民にはどう説明するのか。
飯田さんは、この一事をもってしても、米国がなぜ日本政府に強硬な姿勢で臨んだか、80㌔圏外避難をさせたかが理解できると言っていた。
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