自己認識のない政治家が多すぎる・・・分をわきまえろ!
2011年6月11日 tag:
昨今の政治家、特に、民主党の口先政治家には、一体、自分にどれだけ国政の経験と見識があるのか、その自己認識ができない政治家が多すぎる。
だから、恥ずかしげもなく、我が我がと「代表選に意欲」となる。総理というポストは、単に「頭が良い」「知恵がある」「政策ができる」等々では到低務まらない。何度も言うが、超大企業たる官僚組織を動かす能力も要るし、いざという時の国民の生命・財産を守る危機管理能力も要る。それなりの経験を積み、修羅場をくぐり抜けなければ務まる職ではないのだ。
その点まだ、昔の自民党政権の方が、その分をわきまえている政治家が多かったように思える。橋本首相にお仕えしていた時、誰しも「ポスト橋本」と認める大物政治家が感慨深そうに語っているのを聞いたことがある。ある橋本首相の言動にふれて「私には首相になる資格はない。そこまで思いが至らなかったし、まだまだ経験不足だ」。
自民党といえば、昔は、総理総裁になるには、大蔵、外務、通産の主要三閣僚のうち二つ、党三役の一つを経験しなければならないという暗黙のルールがあった。良し悪しは当然あるが、ある意味、「帝王学」の一環だった。
今の民主党政治家は、国政を、いや総理のポストですら、私利私欲のおもちゃにしているように思えるのは、私一人だけだろうか。
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