やれやれ、やっぱりメルトダウンですか?・・・福島原発1号機
2011年5月15日 tag:
政府と東電は、やっと、福島原発1号機の炉心メルトダウンを認めた。事故発生から2カ月以上たった5月12日である。
我々みんなの党は、震災発生翌日の党首会談(3月12日)で、菅首相に「1号機はメルトダウンしているのではないか」と問いただした。しかし、菅首相は言下にそれを否定。しかし、5時間以上もカラ焚きすればメルトダウンしている可能性大ということは、原子力の専門家なら半ば常識に属することだ。
最近、水素爆発した3号機内の放射線レベルが、その直前300㎜シーベルトと高い数値を示していたことも今週判明した。レベル7へと事故評価を変えたのも、震災から一カ月たった4月12日のことだった。
「大丈夫、大丈夫」と言いながら、事態認識はあとになるほど深刻化する。危機管理とは最悪の事態を想定してその対応に万全を期することだ。その意味では、この菅政権はまったく真逆のことをしている。
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