メディアの皆さん、財務省の厚い壁を打ち破ってください!・・・過去11回実施した定率繰入れ停止が、なぜ「筋悪」か!?
2011年4月23日 tag:
大新聞、大マスコミが報じない。そのわけは何か?「奇策だ」「筋が悪い」という理由は通らない。なぜなら、この国債整理基金への定率繰入れの停止は、82年~89年、93年~95年、計11回にわたって、その財務省(大蔵省)も含めて、実際採用した手法だからだ。
その当時の政府の国会答弁を引こう。参院本会議(昭和57年12月18日)での竹下登大蔵大臣の答弁だ。
「国債整理基金の資金繰りの状況を見ますと、昭和57年度の公債の償還は、同基金にこれまで積み立てられた余裕金によって対処可能であり、国債費の定率繰り入れ等を停止するとしても、公債の償還に支障はないものと見込まれております。
このような状況にかんがみ、昭和五十七年度における国債の元金の償還に充てるべき資金の一般会計から国債整理基金特別会計への繰り入れについて、前年度首国債総額の百分の一・六に相当する金額の繰り入れ行わないこととする法律を提案いたしたものであります。」
まさに、このアナロジー(同じ論理)でいくと「平成23年度の公債の償還は、同基金にこれまで積み立てられた余裕金(10兆円)によって対処可能」であり、定率繰入れは停止できるのだ。
これに対して、菅民主党政権、財務省、大メディアはどう反論するのか!?
Copyright(C) Kenji Eda All Rights Reserved.