船頭多くして、船、山に登る・・・菅首相の自信のなさの表れ
2011年3月27日 tag:
菅首相が、やたら官邸に、自らの周辺に、対策本部や参与スタッフを増やし続けている。
これは、明らかに自らのリーダーシップのなさ、能力の限界からくる不安を解消しようという、いわば菅首相の「精神安定剤」でしかない。内閣法を改正してまで、閣僚を3人増やそうという提案も同根だ。
私は、本部は原発対応と被災民対応の二つ、それぞれに閣僚を置き、後者は地元の現地対策本部として仙台市に置く。その上に首相がどっかり座る形で十分だと考える。指示系統が多くなりすぎると、まさに災害対応への一元的体系的対応に混乱が生じるのは必定であろう。
それにしても、菅首相の「原発」への生半可な知識は「百害あって一利なし」だ。これは、へたに英語が喋れる外務大臣に似て国益を著しく損ねる。「生兵法は大怪我のもと」なのである。
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