江田けんじ 衆議院議員 神奈川8区選出(横浜市青葉区・緑区・都筑区)

　震災発生直後から、我が党を含め与野党は政治休戦をし、政府の人命救助、被災民支援、原発対応等に全面的に協力している。

　危機管理の初動、すなわち、緊急災害対応は、その権限と実施体制（警察や消防、自衛隊、海保等）を持つ政府が一義的に役割を果たすべきだからだ。今の局面、一にも二にも人命救助、被災民支援なのだ。

　具体的な場としては、私がメンバーとなっている「政府各党震災対策合同会議」（閣僚・幹事長レベル）があるし、被災直後から開催されている与野党党首会談、幹事長会談もある。

　そこでは、野党も知りえた情報は通報し、出てきた知恵も提供する、政府に足らざる所は足し、党利党略ではなく、まさに国をあげて与野党が協力していくことが肝要なのである。

　そして、政治の役割、特に政党の出番は、来るべき、被災者の生活再建や復旧・復興策の策定、そのための予算や関連法案の迅速な成立、実施だろう。その時は、その財源も含め、みんなの党も大いに前向きな提案をしたい。

　だから、菅さん、心配しなさんな。こうした時に、あえて野党党首への入閣要請なぞ、かえって、あなたの方が震災を奇貨とした政局狙い、自らの延命策と誹られますぞ！