民主党内がバラバラなのに社会保障協議と言われても、、、、
2011年1月16日 tag:
菅首相は、社会保障制度改革で与野党間の協議を求め、野党がそれに乗らなければ「歴史への反逆」とまで言い切った。
笑止千万である。みんなの党も社会保障制度改革は重要と考えているが、与野党間協議というなら。まず民主党内をまとめてから言ってこいということだ。
この点、与謝野氏を経済財政担当で入閣させたことで一層混迷は深まった。早速。この問題を巡って「社会保障制度と消費税の問題は別。協議は前者に限る」「その意味では二段階論だ」とする菅首相(改造後会見)と「社会保障と財源・税制は一体」とする与謝野氏で食い違いが出た。
年金についても、税方式の民主党マニフェストと社会保険方式の与謝野氏では根本的に違う。後期高齢者医療制度もどう改革するのか民主党内でまとまっていない。子育て支援についても、子供手当vs現物支給の争いがある。この点でも与謝野氏は前者について口汚く罵っていた。
そういう意味では、今回の与謝野氏入閣は「約束は破る、約束も平気で変える支離滅裂な民主党内閣」を象徴するような人事だったと言えよう。
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