小沢一郎氏の焦り・・・「小沢抜き」大連立
2010年12月13日 tag:
今回の大連立画策のミソは「小沢抜き」という点だろう。その意味で、前回の福田内閣時のそれとは根本的に違う。あの時は、むしろ、小沢氏の方から自民党に働きかけた。
だから、ここのところ、小沢氏は大変あせっているのだ。側近議員たちを焚きつけて自己防衛に走っているのも、そうした背景があるからだ。夜の目立った会合が多くなっているのも、執行部が自分を切ったらどうなるか、そのデモンストレーションをしきりにしているということだろう。
いずれにせよ、こうした目で見れば、菅首相や岡田幹事長が、小沢氏政倫審出席へ強硬姿勢をみせ、ひいては「小沢切り」の流れで動いているのも頷けるだろう。
しかし、こうした国民不在の権力闘争、数合わせの大連立が成就する可能性はない。
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