組織対策費?・・・使い道のわからないカネ
2010年12月 2日 tag:
政党の資金収支報告書が公開された。相変わらず小沢氏のカネ関係で色々な報道がされているが、一番問題なのが「組織対策費」というものだ。
報告書によると、山岡賢次衆院議員に約17億円、佐藤泰介元参院議員に10億円超、輿石参院議員会長などを含めると、総額は28億円超に上るという。いずれも小沢側近議員たちだ。
政治資金の収支は、一円単位(公開は1万円超)でその使途を明確にしなければならない。しかし、この組織対策費については、億単位のカネを、受け取った議員の領収書一枚だけで、その後の使い道も一切明らかにされずに使うことが許されている。
このカネには税金もかからないし、仮に私腹を肥やしてもわからないわけだ。その原資が「立法事務費」や「政党助成金」(税金)であることを考えれば言語道断であろう。
ちなみに、この「慣習」は自民党が生みだしたもので、民主党だけの問題ではないことを付け加えておく。みんなの党はもちろん、こんな不明朗な使い方はしない。
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