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北方領土返還に一番近づいた日・・・クラスノヤルスク合意

2010年11月 5日  tag:

 それは、ロシア中央部の都市、クラスノヤルスクに流れるエニセイ川の、川下りの船上でのことだった。時は97年11月。

 冒頭、のっけから、エリチィン大統領が「平和条約」の問題を持ち出したのだ。いつも北方領土の問題は日本側から、ロシア側は経済支援から、というのが定番だったから、橋本首相も驚いた。そして合意したのが「東京宣言に基づき、2000年までに平和条約締結に向けて全力で努力する」。

 平和条約締結には、もちろん領土問題の解決が不可欠だ。エリチィンをここまで前向きにさせたのが、当時の橋本首相の「ユーラシア外交」戦略であり、「橋本3原則(信頼・相互利益・長期的視点)」だった。

 今の菅首相には、この「ザ・外交」の微塵もない。

 

「熟議の国会」が聞いてあきれる
「官邸にはビデオはない」と胸をはられても困る!