「もののあはれ」さえ誘う鳩山氏引退撤回
2010年10月27日 tag:
「存在の堪えられない軽さ」。数年前、私は鳩山氏のことを、そう書いたことがある。彼をよく知る人は、一様に、彼の総理ぶりを「予想通りだった」と振り返る。
そう、この政治家には「軸」がないのだ。定見も信念もない。背骨のない「軟体動物」。だから「有言実行」ならぬ「変言変行」になり、国民の信を失い、政権は崩壊した。
唯一評価できたのが、その後の身の振り方(引退)だったが、それも都合のいい理屈をつけて撤回だ。「政治家失格」、本当はそれ以上の表現をしたいがやめておこう。
ただ一つ、もう世界を元首相の肩書で渡り歩き、外交と称して「日本の恥」を振りまかないでほしい。ロシアに二度も行き「世間話」で終わらせた鳩山氏に、ロシア高官はあきれ果てている。
一刻も早い政界引退を祈るばかりだ。
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